正社員としてカフェで働くには・ヘッドバリスタ体験談②
みなさんご無沙汰しています。2ヶ月半ぶりの投稿となりました。
メルボルンの寒い冬ももうすぐ終わり、最近は春の雰囲気が感じられます。
気候が変わるとテンションが上がるのは私だけでしょうか?笑
今からアウトドア系のアクティビティを計画するのが楽しみです!

今回ご紹介するカフェ
さて今回は、プライベートでも友達として仲良くしてもらっている小林ななえさんのストーリーです。彼女と出会ったのは数年前、柔らかい雰囲気を持っていて人思い。しっかり者で努力家、責任感が強いというのが私の印象です。
そんな彼女が、どんな行動をして今の環境があるのか。陰ながらの地道な努力や沢山の苦難を乗り越えての今だと思いました。
これからバリスタとしてメルボルンで働きたい方や、すでに働いている方。みなさんに読んで頂きたい内容です。

バリスタ歴6年半のななえさん
Q1. 自己紹介をお願いします。
A. メルボルン在住7年目になります。
日本では、小さな頃からクラシック音楽をやっていて、音楽高校、音大を卒業し、ヤマハに就職と、音楽尽くしの生活でした。オーストラリアに来てから、しばらく音楽を休んでいましたが、最近子供にピアノを教えたりしています。
Q2. メルボルンに来たきっかけは何ですか?
A. 旅行をきっかけにイギリスが大好きになりワーホリで行きたかったのですがビザが取れなかったので、街並みが1番近いというメルボルンにしました。(実際全然近くない!)
Q3. 今働いている職場はどんなところですか?
A. South Yarraの駅から程遠くないところにあるTwo birds one stone という人気カフェで数年働いています。80席テーブルがあり、1日平均10kg分の豆のコーヒーが出ます。ハンドドリップコーヒーも出しており、色んなロースターの豆を1、2週間交代でオーダーしているので、バラエティーに富んだコーヒーを楽しんで頂けます。
Q4. 今までにコーヒーの経験はありましたか?
A. オーストラリアに来てから始めました。日本での経験は全くないです。
語学学校のバリスタコースに行きましたが作れるようにならず、個人レッスンに通ったり、色々なロースターのコースを取りました!
Q5. ヘッドバリスタになるまでの経緯。
A. 必死の思いで掴んだ、1番初めに半年ほど働いたカフェは、遠くて朝4時半に起きて通っていました。経験もなかったので、コーヒーを作らせてもらえるだけでも凄く有り難くて本当に楽しかったのを覚えています。
セカンドビザを取るためのファームの仕事を終えて働き出した次のカフェでは、3年程働き、バリスタからヘッドバリスタ、カフェマネージャーを経験させてもらいました。毎日が一生懸命でした。
現在のカフェでは、働きだして1年半が過ぎた頃、正式にヘッドバリスタになりました。その後オーナーに正社員で働かないかと提案を頂き、スポンサービザで働いています。
Q6. コーヒーや、今の仕事の魅力は何ですか?
A. コーヒーを通じて、いろいろな人に出会えること。お客様や、スタッフメンバーなど、魅力的な人が沢山います。また、ヘッドバリスタとして、豆のオーダーやイベントなどを通して、コーヒー業界の色々な人と繋がり、彼らのパッションに触れて想いを共有できる事が、とても嬉しいです。
また、バリスタは技術職なので、努力した分だけ成長できるのも面白いですよね。

4連のマシンを自由に操るななえさん
Q7. 客観的に見てSouth of Japan Coffee Classをどう思いますか? 分かる範囲で。
A. みどりちゃんはメルボルンのスペシャルティコーヒーの様々なカフェでの経験があり、現役でローカルカフェでも働いているので、バリスタになるために必要な、即役立つ内容を押さえてレッスンしてもらえると思います。
また、彼女は焙煎士でもあるので焙煎の観点からも新しい知識を得られるのではないかとも思います。
本人の人柄も魅力いっぱいなので、レッスン以上に得るものも多いのでは?(笑)
Q8. ヘッドバリスタになりたい皆さんにアドバイスをお願いします!
A. ヘッドバリスタとなると自分の事より、カフェが回っているか、他のバリスタの状況も把握し、リーダーシップを取りながら、自分が良いと思った方向に進めていく意思の強さも必要だと思います。「コミュニケーション」これに尽きます。そして、自分も楽しむ事!
MiDORIの呟き 表題にある、正社員としてカフェで働くにはどんな要素を持っていれば可能性が高くなるのか? 私は、ななえさんと数年お友達としてお付き合いしていますが、マネージメント力、一人一人を対等に冷静に見る姿勢、素直さを持っている彼女から沢山の事を学んでいます。 カフェオーナーにとってカフェ経営は真剣なビジネスです。正社員になるという事は、そのお店からビザのサポートをしてもらい成り立つ事です。申請時には大きな費用がかかり、多大な手間もかかります。そんなリスクがありながらも、英語ができる現地の人よりも自分を雇いたいとオーナーに思ってもらわないといけないので簡単ではありません。 なので、自分がどれだけアピールできるスキルがあり、オーナーにどれだけ必要とされる存在かが重要ポイントとなります。 ビジネスビザは、年々取得する事が厳しくなってきています。申請しても、オーストラリア政府から却下される事もしばしばです。現実は厳しいですが、皆さんが今後進むための何かのきっかけになれば幸いです。
Head barista: Nanae Kobayashi
Cafe: Two birds one stone
Address: 12 Claremont St, South Yarra VIC 3141
本スクールのご案内
本スクールは、オーストラリアのカフェでバリスタとして6年、焙煎士として2年以上の経験がある講師MiDORIが体験談を踏まえて教えるコーヒースクールです。 1日からのマンツーマンと少人数クラス、自主練できるコースの3つを設けております。 バリスタを目指している方、スキルアップしたい方、自宅で美味しいコーヒーを淹れたい方々のサポートを全力でしていきます。 ご予約はこちらから。
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