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仕事に対する向き合い方・スーパーバイザー経験談①

目次

みなさんこんにちは♪

メルボルンでバリスタになりたい人たちの為に美味しいコーヒーの作り方を教えているMiDORIです。

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メルボルンはコロナの影響でロックダウン状態ですが、今回は去年初心者でレッスンを受講して、ニュージーランドで今も頑張っている卒業生についてのインタビューをしました。

 

オーストラリアの国境はまだ開く見通しはないですが、みなさんの健康を第一に優先した上で、ホスピタリティ業界の復興を説に願うばかりです。

 

今は、ワクチンができるまでは安心できませんが、将来に向けて、個々が今できる事を精一杯やるだけですね。

 

 

今回紹介する卒業生、元くんと初めて会ったのは2019年の8月のレッスンでした。

 

なんと元くんは未経験で始めて約半年で、ニュージーランドの大手カフェでスーパーバイザーにまで上り詰めました!!

 

このご時世ですが、今でも仕事を確保しています。

そんなスピード昇格をした彼の、未経験から今に至るまでのストーリーをご紹介します。

必ず、何か心に響くものがあるはずです!

 

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Q1.   自己紹介をお願いします。

 

MiDORIさん、ご無沙汰しております!

そして、みなさんはじめまして、メルボルンではなくウェリントン在住の海津元です。

以前は日本やフランスでパティシエ、パン職人として働いていました。

オーストラリアにワーホリに行ったきっかけは、永住して自分のケーキ屋を開こうと思っていたからです。

結局、セカンドビザを却下されたので永住の夢は諦めましたが、日本でドッグカフェを開く予定です。

 

 

Q2. メルボルンを選んだ理由は何ですか?

 

バリスタになるならメルボルンが1番チャンスがありそうだったからです。

 

 

Q3. 色んな学校がある中、South of Japan Coffee Classでコーヒーを習おうと決めたきっかけは何ですか?

 

マンツーマンで教えてもらえるという点と

お金と時間の融通が効く所に惹かれたからです!

 

また、焙煎にも興味があったのでコーヒーを作る技術だけでなく焙煎士であるみどりさんから何か学べるかと思い決めました。

 

あと、タスマニアに居た時のワークホステルのマネージャーが元シェアメイトだったので勝手に親近感湧いてました笑

※当初5回のレッスンで予約していたのを僕のワガママで急遽2回分キャンセルさせてくれました!

キャンセルをお願いした理由は”2ヶ月後には閉店するカフェ”を紹介してもらったからです。

 

 

 

Q4. 今までにコーヒーの経験はありましたか?

 

もともとコーヒーは好きで、ハンドミルを持ってきていたので家でドリップコーヒーを淹れていましたが、バリスタ経験はなかったです。

 

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左:クリスタル、真ん中:マネージャーのクリス

 

Q5. バリスタ(スーパーバイザー)になるまでの経緯。その経験から学んだ事。

 

【メルボルンでの就活】

先ほど話したカフェは結局3週間後に閉店してしまい無職になっちゃったので、FBグループや直接カフェにレジュメ配りを始めました。

3週間毎日閉店後に2時間、家でお水を使って1~2時間練習

 

 

当時、上手くいったラテアートの写真

 

 

※この時はまだセカンド却下されてません

※MiDORIさんに職を失ったと連絡したら、カフェのリストを送ってくれました。 アフターケアーもバッチリです!

 

 

 

・英語も問題ない

・コーヒーも一杯なら作れる

・フランスでレジュメ配ってたし

 

と当初は余裕をぶっかましてたんですが、いざ就活となるとだいぶ緊張して、カフェに入れない事も多々ありました。

 

 

美味しいコーヒーを作る技術が十分にないから「経験あります」って嘘付きたくないし、

仮に雇ってもらったとしても「迷惑かけるだけだ」と自分で勝手に決めつけてだいぶ弱気になっていました。

一方でFBを通して5件のトライアルを受けましたが、実力不足で全て落ちました。

忙しい時間帯のスピードについて行けずに15分で終わったトライアルもありました😢

 

就活中にセカンド却下のメールが来て、慌ててNZのワーホリを申請しました。

ここから1ヶ月はほぼ全力でニートしてみました笑

あっ、もちろんNZでのスタートダッシュは切れるように準備はしましたよ!

 

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Mojo Glimer店

【ウェリントンでの就活】

全力でニートをしたおかげで仕事がしたくてたまらなくなり、ウェリントンのバッパーに荷物を置いて速攻カフェ巡りをしました。

 

数打ちゃ当たるのは、MiDORIさんのレッスンを受けてこられた方々の体験談を読んで知っていたのでメルボルンの頃のような緊張はなく軽い気持ちで配る事が出来ました。

 

2日目に行ったSuperfino(Mojoの姉妹店)のバリスタに「Mojoの本社に行きなよ!」と勧めてもらい、採用担当者と話が出来てインタビューが決まり、そこからトライアルしてトントン拍子で仕事をゲット出来ました!

 

 

仕事 Mojo 空港店 国内線 ※現在、元くんは違う店舗で勤務中。

約70席

 

20歳前後16人→現在10人→今はコロナの影響で1人しか残ってない

マネージャー(店長)1人

 

 

スーパーバイザー(日本で言うSV。副店長みたいな業務内容)僕入れて3人→コロナの影響で僕1人になる

 

 

早番3:30-11:30、遅番11:30-19:30と分かれています。

客数は多いですが、忙しくなる時間帯(国際線2時間前、国内線1時間前)を逆算できるのもあり、基本最小人数で回します。

 

 

 

【入ってから常に意識して取り組んだこと】

– 自分が店長だと思って働く(暇な時は棚、冷蔵庫の中やモーター周りの掃除)

– 職場の雰囲気作り(1日中笑顔)

– Mojoの顔だと思って全力で接客する(たまにチップもらえます笑)

– 自分の意見を伝える (意見しないと役職もらえません)

– 早番、遅番、ダブル(早番+残業5時間のこと)、スポット(急遽代わりに入ること)関係なくいつでも仕事に行けると伝えて必要な人間になっておく

あとは、マネージャーとか同僚と飲みに行って生い立ちについて話したり、お互いの将来の事を話したり交流を深めました。

 

 

 

【スーパーバイザーになるまで】

ウェリントンの飲食業の転職が結構激しく、僕が入ってから2ヶ月で6人辞めることになり、そのうちの1人がスーパーバイザーで「これはチャンスだな」と密かにどうアピールするかを練りました。

 

もちろん、僕はビビリなので

「入って間もないしなぁ」とか「他の店舗から引っ張ってくるよなぁ」と弱気になりましたが、

「折角のチャンスだし、僕の気持ちは言葉にしないと伝わらない」と腹を括り、

数日後に僕の方から統括マネージャーに「スーパーバイザーを任せて下さい」と伝えました。

 

マネージャーが僕を推薦してくれていたので、話はすんなりまとまり、後日スーパーバイザーの契約を交わせました!

 

 

Q6. レッスンを受けた感想は?

 

僕は初心者だったので3回では詰め込み切れないほどの内容でした!

 

ある程度知識があってレッスンを検討してる人は

”事前に何を中心に学びたいか”を伝えればMiDORIさんが計画を立ててくれますよ!

 

もちろん、提案された内容に対して変えて欲しいところがあれば快く受け入れてくれます♪

 

 

 

【未経験の僕の場合】

コーヒーの生産地や製造工程、コーヒーの種類、グラインダー調整、エスプレッソの抽出、ミルクスチーム、ラテアートの練習までやりました。

 

MiDORIさんがコーヒー農園に訪れた時の動画やメルボルンで提供されているコーヒーをMiDORIさんが作っている動画を資料にしている為、分かりやすく楽しんで学ぶ事が出来ます!

 

動画は貰えるので立ち方、動き方、ピッチャーの持ち方、角度etcを予習できるのでかなり便利です!

 

 

Q7.    ニュージーランド(ウェリントン)のコーヒーシーンはどんな感じですか?

 

メルボルンと比べるとスペシャルティーコーヒーを扱っているお店は少ないですが、カフェは至る所にあり、それぞれ地元のお客さんで賑わっている印象です。

キウィ達(NZ人)はお喋り好きが多いので、暇そうな時間帯を狙ってお店に行くとバリスタとじっくり会話ができるので、勉強になって楽しいです!

 

 

あっ、こっち来てから知ったんですが、元祖flat whiteは1981年にKarajoz Coffee CompanyのDerek Townsendって人が考案した飲み物らしいですよ!

彼の作るフラットホワイトは、少ないミルクで出来る限り伸ばして(理想は500%空気を入れるらしい)クリーミーに仕上げた飲み物らしいです。

https://www.newshub.co.nz/home/lifestyle/2019/06/how-the-flat-white-was-invented.html

 

僕がお店で作っているフラットホワイトはほぼ空気入れないので、徐々に変わってきたのかなぁって思ってます。

 

 

 

Q8.  バリスタになりたい皆さんにアドバイスをお願いします!

 

バリスタって聞くと敷居が高いように感じると思いますが、カフェの多いメルボルンやウェリントンでは大いにチャンスは転がっています。

 

諦めなければ、いずれ拾ってくれるカフェに出会えるはずです。

今は海外にすら出られない状況ですが、しっかり準備をしておきましょう。

 

 

バリスタになるための準備の仕方や英語の勉強方法、ワーホリ情報を発信しているので興味のある方は覗いてみてください!

元くんが書いているブログです。➡️ https://www.yappacafe.com

 

 

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Mojo Old Bank店

 

 


Cafe and Adress:

-Mojo Old bank-

Old Bank Arcade, 233-237 Lambton Quay, Wellington CBD, Wellington 6011, New Zealand

-Mojo Glimer-

8 Gilmer Terrace, Wellington 6011, New Zealand

Barista: Gen Kaizu


 

 

MiDORIの呟き

元くんが私のレッスンを始めて受講してくれた時は、彼は一切エスプレッソマシンを触った事がない状態でした。

その状態からバリスタの仕事を掴み、ニュージーランドの大手会社でスーパーバイザーになるまで半年もかからず!

普通では考えられないような速さでの昇格で私も驚いています。

仮に英語が堪能だったとしても、努力なしでは得られない状況です。

更に本人の人柄や、その仕事に対する向き合い方や姿勢、同僚や上司、お客さんに対しての人との関わり方。

このインタビューを通して、私も学ぶ事が沢山ありました。

 

「今ある状況は過去の自分が作り出している。」

 

正にピッタリのストーリーを聞かせてもらいましたね。

今現在は、世界中このご時世で行動に移しにくい状況ではありますが、来年に向けての準備期間としてしっかり今できる事に集中していきましょう!

SOJでは通常レッスンの他に、この期間に「オンラインでのバリスタレッスン」や、「カフェ英語レッスン」を始めました。

ご興味がある方は下記のお問い合わせ欄からご連絡下さい。

 

 

 

オススメ記事はこちら! バリスタとして雇われやすい方程式

 

 

本スクールのご案内 本スクールは、オーストラリアのカフェでバリスタとして8年、焙煎士として2年半以上の経験がある講師MiDORIが体験談を踏まえて教えるコーヒースクールです。 2日間集中初心者コース、最短コース、1日からのマンツーマン、自主練コースの4種類を設けております。 バリスタを目指している方、スキルアップしたい方、自宅で美味しいコーヒーを淹れたい方々のサポートを全力でしていきます。 ご予約はこちらから。

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