”Take a risk”「とにかくやってやる」・ヘッドバリスタ体験談①
INTERVIEW: YUTARO MITSUYOSHI
今回はSouth of Japan Coffee Class (以下省略: “SOJ”) のブログとして第一弾となるヘッドバリスタ体験談。
バリスタ体験談に引き続き、色々なポジションの方のストーリーを載せていく予定なので今後もお見逃しなく!!
「次はあなたのカフェの取材にお邪魔するかも?!」
メルボルンでコーヒーをメインに生活を送っている方であれば誰もが知るであろうユウタロウさん。
メルボルン滞在7年目となる彼のインパクトのあるストーリーです。
彼とは、数年前にあるコーヒーイベントで知り合いになりました。
長期間のメルボルン滞在を終えて来月、なんと日本に本帰国されます。奈良での店舗オープンに向けてすでに始動されているという事で、多忙な中、対談の時間を作っていただきました。
彼は、ヘッドバリスタでもあり、独自のブランド “P Projects” の焙煎士でもあります。
ビクトリア州のエアロプレス大会の優勝者です。
他にも、様々な活動をされています。
そんなユウタロウさんの、気になるあんな事やこんな事、赤裸々にご紹介いたします。
Q1. 自己紹介をお願いします。
A.
Yutaroです。
メルボルンでバリスタを6年、ロースターとしては2年を過ごしています。
日本ではフローリスト、Webデザイナーを経験してきました。
JAZZが好きで日本ではサックスも少々吹いたりセッションしてました。
SC Melbourne というプロジェクトチーム運営やワークショップ、セミナーなどコーヒーを中心にコミュニティを広げたり、繋げたり。
コーヒーに無限の可能性を感じてます。
Q2.メルボルンに来たきっかけは何ですか?
A.
大きく2つあります。
1. フランスとイタリアに旅行に行ったのがきっかけでカルチャーショックを受け。
世界はにはまだまだ未知の世界があるんだ!これは海外に住んでみないとっ!
と思い留学先を探してた時にメルボルンの存在を知りメルボルンに魅力を感じてメルボルンに決めました。
2. 日本での暮らしだけしか生涯知らないのは不安でした。
これからの時代、世界でも生きていける「力」をつけたい、海外でも暮らせる「自信と経験」を身につけたいと思い海外生活を決意しました。
Q3.今働いている職場はどんなところですか?
A.
パンクでロックなエリア。
Fitzroy にある
「ADDICT FOOD & COFFEE」
で働いてます。
お客さんも大人から子供、家族にオフィスで働く人々。
もちろんファンキーな人まで色々な人種やカルチャーが混じり合うメルボルンの中でも個性的なエリアにあるカフェです。
Q4.今までにコーヒーの経験はありましたか?
A.
日本ではコメダで大学生の頃にアルバイトをしてた程度でした。
なので経験は全くなくて、メルボルンに来てからバリスタという職業に出会いコーヒーを学びました。
Q5. ヘッドバリスタになるまでの経緯。
A.
1番初めに働いてたカフェで半年くらい経とうという頃に当時のヘッドバリスタが辞めました。
そのタイミングでオーナーからヘッドバリスタへのプロモートの話をもらって。
不安だったけどそのオファーを受けました。
その頃は経験もまだ半年だったしコーヒーの知識や英語力も対して持ち合わせてなかったのでかなり悩みました。
それと当時のヘッドバリスタが凄く個性的でパッションがあってそのカフェの顔として役をになっていたので僕にその代わりが務まるかと。
でも、ここでこの役を取らなければいつこのチャンスがまた巡ってくるかわからない。
そもそもバリスタとして働きはじめて最初の目標がその当時のヘッドバリスタを越える事だったので
「とにかくやってやる」
という気持ちでヘッドバリスタになりました。
もちろん周りで僕の背中を押してくれる存在もあったし相談に乗ってくれた人も沢山いました。
みんなに支えられて。進化と変化を求めて。
今の自分を超越していく決心をしました。
Q6.コーヒーや、今の仕事の魅力は何ですか?
A.
バリスタの仕事の1つとして産地から届けられた「物語」を一杯のコーヒーとしてお客さんに飲んでもらう事があると思っています。
その最前線でコーヒーをお客さんに提供してダイレクトにその反応やフィードバックを見たり聞いたりできる事はエキサイティングだし魅力だと感じています。
僕はコーヒーの味や抽出技術も大切だとは思いますがどちらかと言えばコーヒーの背景にある「物語」の方に興味があって。そこにたくさんの人の想いがあるからこそコーヒーは美味しいと思ってます。
スペシャルティコーヒーには「物語」があるから人を感動させる事ができる。
だからこそ美味しく淹れたいと思えるし、お客さんにも美味しく飲んでほしいと思えます。
僕はロースターとして焙煎もしていますが、お客さんへダイレクトにコーヒーを提供できるのはロースターでもなく、バイヤーでもなく「バリスタ」の特権だと思っています。
僕もまだまだ勉強中ですが僕たちバリスタが「正しい知識」と「技術」を持ってコーヒーを選び、美味しいコーヒーを淹れる事は「生産者をサポート」する事と同意義だと思います。
コーヒーって物語なんですね。
僕にとってコーヒーは物語を紡いでこの先の未来さえも創造できる最高に魅力的な存在だと感じています。
Q7. 客観的に見てSouth of Japan Coffee Classをどう思いますか? 分かる範囲で。
A.
MiDORIさんと生徒さんたちの距離感が近い感じで楽しそうだなと思って見てます。
MiDORIさんと生徒さんがクラスの外側でも繋がってたりしてて「絆創り」が上手いなーって。
勉強になります。
Q8.ヘッドバリスタになりたい皆さんにアドバイスをお願いします!
A.
Take a risk.
これだけです。
周りより突き抜けれる人は人一倍努力して、成長する為にリスクを恐れず進んでいきます。その不安やドキドキ感さえも楽しんじゃえば良いと思います。
Q9. 今後の活動予定や将来設計について
A.
これからの僕の舞台は奈良です。
メルボルンではバリスタとしての経験もロースターとしての経験も積ませてもらって満足です。
これまでの経験を活かして次のチャレンジを日本の古都、奈良からスタートします。
「ANY B&B+COFFEE」というお宿とコーヒーロースター兼カフェです。
お店の運営だけでなく、ANYという場所を通じてプロジェクトや街創り、コミュニティ作りをしていきたいと考えてます。
いずれは宇宙も。
これからもたくさんの人に出会い「感動」を分かち合いながら僕と僕たちの物語を紡いでいきたいと思っています。
みなさんよろしくお願いいたします。
最後に今回こういった機会を作ってくれたMiDORIさん、ありがとうございます。
今後の活躍も楽しみにしております!引き続きKeep in touchでヨロシクおねがいします!
ユウタロウさんの活動情報
ANY URL: https://helloanyjapan.com/
Instagram: https://www.instagram.com/any_japan/
Facebook: https://www.facebook.com/anybbcjapan/
Twitter: https://twitter.com/helloanyjapan
MiDORIの呟き 「挑戦」 何事に対しても、挑戦をする事で自ずと自分のいる状況が変わっていく。 ユウタロウさんは正に、新しく挑戦する、リスクを厭わずに前進していく人だと感じました。 今後もANYでの活動を通して、新しい感動の場を創り上げていく事でしょう。 応援しています!!
重要告知!
ユウタロウさんが始める奈良で展開するANYのプロジェクト。そのクラウドファンディングの募集が今現在行われています。ユウタロウさん、チハルさんの熱い想いと共に、彼らの今後の活動も詳しく掲載されてますので読んでみて下さいね。
↓↓↓
「奈良で宿とカフェの開業に向けて。
ANYで一番最初に提供するコーヒーの生豆を皆さまと一緒に購入し、皆さまと一緒に物語を紡いでいきたい。」
Cafe: Addict Food and Coffee
Address: 240 Johnston St, Fitzroy VIC 3065
Head Barista: Yutaro Mitsuyoshi
※ユウタロウさんは2019/4/6までの勤務です。ご注意下さい。
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著: MiDORI
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