可能性のある事は何でもする・バリスタ体験談①⑦
コーヒーの街メルボルンで初心者からバリスタに!
こんにちは、MiDORI です。
日本語バリスタレッスンを初心者、中級者向けに行い、数々のバリスタやカフェ経営者を輩出しています。
今回は経験ゼロからバリスタになった卒業生のストーリーをお贈りします。沢山のヒントが隠されていますのでじっくり読んでみて下さいね。
Q1 自己紹介をお願いします。
成尾太(なるおひろし)と申します!
日本で3年間サラリーマンをしていましたが、英語の勉強と新しいことに挑戦したくて、仕事を辞めてオーストラリアに来ました。
中学校ではバスケ、高校ではバドミントン、大学ではアカペラサークルと色々移り気な僕は、今コーヒーにハマっています。メルボルンに来てからは、仕事はバリスタ、休日はカフェ巡りとコーヒー三昧の日々を楽しんでいます!
Q2 メルボルンを選んだ理由は何ですか?
以前ワーホリをしていた友人と話した際に、メルボルンのコーヒー文化について聞き、興味を持ったのがきっかけです。日本にいた時からコーヒーが好きで、どうせ行くなら好きなものがある所にしようと思い、メルボルンに来ることを決めました。
Q3 色んな学校がある中、SOUTH OF JAPAN COFFEE CLASSでコーヒーを習おうと決めたきっかけは何ですか?
みどりさんの人柄に惹かれました(笑)
実はメルボルンの違う教室でもレッスンを受けたことがあったのですが、マシンを使った練習が少なかったり、細かい所が英語で分からなかったり、初心者の僕には合ってないなと感じていました。
そんな時に、みどりさんが焙煎のスマックダウンの大会に出場されるとインスタグラムで知り、単純にどんな人なんだろうと思って連絡を取り、その大会にお邪魔しました。あの様な大会は初めて観覧しましたが、コーヒーという一つのキーワードで沢山の人が集まり盛り上がる雰囲気に圧倒され、そこにプレイヤーとして出場しているみどりさんは何だかとても遠い存在の様に感じていました。
ただ実際に喋ると、とても気さくで優しい人でした(笑)さらにみどりさんを慕って沢山の日本人が周りに集まっている。 それを見て、“すごい人だけどきっといい人だ”と思いレッスンを受けることにしました。
Q4今までにコーヒーの経験はありましたか?
ありません。実家にはネスプレッソがあってそれも上手く使えないレベルでした。
Q5バリスタになるまでの経緯。
メルボルンに来て最初の3ヶ月は昼間に語学学校に行きながら夜はジャパニーズレストランでウェイターをしていました。メルボルンのカフェは閉まるのが早いので、昼間の語学学校を卒業してからカフェジョブを探そうと決めていました。
僕がカフェジョブ探しでしたことは
・イベントへの参加
・レジュメ配り
・SNSをチェック
・求人サイトをチェック
・FBへの投稿
の5点です。
意識していたのは、
「可能性のあることは何でもする」
です。少しでもカフェジョブゲットに繋がるなら何でもやろうと決めていました。
イベントへの参加。
みどりさんが開いてくださったお茶会やカフェが主催しているカッピングイベントに参加し、情報収集をしていました。単純に色んな人と知り合えて楽しいし、既にバリスタをしている人からは仕事探しの方法等、沢山のお話が聞けました。そこで知り合ったゆいさんには、仕事の紹介もして頂きました。その節はありがとうございました!
レジュメ配り。
40件ほど配りました。とにかく数打とうと突撃していましたが、オーナーと喋れたのは数件。後から連絡が来たのが1件で、そこも電話で何を言われているのかさっぱりで、トライアルまで行けませんでした。。。
各SNSと求人サイトのチェックとFBへの投稿。
インスタグラムでメルボルンのカフェをフォローしまくってました。時々有名なカフェが求人をあげてたりするので常にチェック。求人サイトではカフェに片っ端からレジュメを送りつけてました。どれくらい送ったか覚えてません(笑)
ただ一番効果があり、最終的に僕が仕事をゲット出来たのはFBへの投稿でした。FBのバリスタグループにバリスタジョブを探している旨を投稿し連絡を待つというもので、3件ほど連絡が来ました。トライアルまで行けたのは1件で、そこが今僕の働いているカフェです。運が良かったと思います。
そのトライアルでは、ラテとカプチーノとフラットホワイトを数杯づつ作ってあとは皿洗いをしました。震える手で作ったコーヒーを飲んだオーナーは、“ちょっと熱過ぎるかな”って何回も言っていて、ヤベーってなってました。
ただコーヒーが完璧に作れないことなんて分かっていたので、今更凹むことはないとも思っていました。
僕がこのトライアルを受けるにあたって意識していたのは、ただ
「一緒に働きたいと思ってもらうこと」
です。
そのためにどうしたか。
“とにかく元気!”
これだけです!(笑)
元気に挨拶、明るい笑顔、大きな返事。
お客さんに対してももちろん、その日働いているスタッフに出来るだけ声をかけて、何かしら印象を持ってもらうことを常に意識しました。何を喋ったかとか全然覚えてないです。とにかく必死に元気な人ですアピールをしました。その効果があったのか、そこから何度かトライアルで呼んでもらえるようになり、正式に採用してもらいました。今は週4〜5日働いています。
後から知りましたが、オーナーはトライアルの際に、その日入っているスタッフにトライアル参加者の印象などを聞いていました。実際、僕が働き始めてからトライアルを受けに来た人がいましたが、その際には僕にも意見を聞いてきました。
Q6コーヒークラスを受けた感想は?
最初に僕が今出来ることを確認し、何をゴールとしてレッスンしていくかを一緒に明確にしたので、その目標に向かって寄り道なくまっすぐ練習出来たと思います。
みどりさんは丁寧に優しく、時に厳しく、分かりやすい言葉で教えて下さったので、問題点が明瞭になって、集中して練習しやすかったです。
あとは愛犬のルナちゃんがとにかく可愛いです。
Q7今働いている職場はどんなところですか?
East BentleighにあるBoosaというカフェで働いています。本当に全然英語喋れないので、注文もほぼ取らず、ひたすらコーヒーを作らせてもらっています。ランチやスイーツはどれも美味しくて、コーヒーで足を引っ張らないように頑張っています。オーナーや同僚はみんな陽気で、常連さんが沢山いる明るいお店です。
今はコーヒーのスキルアップと注文取りが出来るように日々精進しています!!
シティから遠いけど、皆さん来てください!
Q8 日本からご予約をされる方の為にMiDORIの自宅にホームステイし、コーヒーを習えるパッケージプランも考案中です。そのプランについてどう思いますか?
良いと思います。最初は家探しや場所に慣れることに苦労します。メルボルン暮らしの長いみどりさんが側にいることは、コーヒー以外の事でも色々相談出来ていいと思います。僕はメルボルンに来てからコーヒーについて勉強し準備し、カフェで働き始めれたのはこちらに来てから約5ヶ月も経った後でした。長くはない留学の時間を出来るだけやりたいことに集中させ、スキルを得るには渡豪後すぐのホームステイは良い方法だと思います。
Q9バリスタになりたい皆さんにアドバイスをお願いします!
スキルも対してなく、英語も全然喋れない僕が仕事を得れたのは本当に運が良かったんだと思います。ただその運を得るには行動の積み重ねが必要だと思います。
少しでも可能性のあることにとりあえず手を出しまくることが大事だと思います。
あと仕事探しめっちゃ疲れるので、時々休むことも大事だと思います。
トライアル落ちたら落ち込みますし、自分を雇ってくれるカフェなんて無いんじゃないかとさえ思えてきます。でもトライアルはそのカフェと自分が合っているかを確かめるための機会であって、ただ能力を試すだけの場では無いと思います。もし本当に能力を試すだけの場なら、スキルも英語力も十分でない僕は絶対に受からなかったと思います。なので落ちたとすれば、ただ縁がなかっただけです。と僕は考えていました!
メルボルンには本当に沢山のカフェがあります。どこか縁のある場所があるはずです。
ただそれを探すのはやはり大変なので、時々カフェでスイーツでも食べて休んでリフレッシュ!気持ち切り替えたら、また行動!この繰り返しを楽しめたら最高だと思います。
Cafe:Boosa
Address: 716 Centre Rd, Bentleigh East VIC 3165
Barista: Hiroshi Naruo
MiDORIの呟き 今回一番伝えたい事は、『とにかく行動する』という事。経験ゼロで英語がほとんど喋れなくてもバリスタの仕事を掴んでいる人がいます。 ひろしくんのように、『可能性のある事は何でもする』という精神が、彼の就職の大きな要因だったと思います。 自信のなさから思うように行動に移せない人、躊躇してしまいがちな人は少なくないと思います。ましてや初心者だと尚更だと思います。 そんな状態でも、必ず自分に縁がある場所はあります。相性が合うお店に出会うまでが勝負! ワーホリの方はメルボルン生活に限りがあります。その大切な時間が有意義なものになりますように。
本スクールのご案内
本スクールは、オーストラリアのカフェでバリスタとして6年、焙煎士として2年以上の経験がある講師MiDORIが体験談を踏まえて教えるコーヒースクールです。 1日からのマンツーマンと少人数クラス、自主練できるコースの3つを設けております。 バリスタを目指している方、スキルアップしたい方、自宅で美味しいコーヒーを淹れたい方々のサポートを全力でしていきます。 ご予約はこちらから。
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