メルボルンでマネージャー代理に!その秘密とは?・バリスタ体験談②⑤
メルボルンでバリスタになる為の最短の道を大公開!!
初心者で初めて、メルボルンのローカルカフェでマネージャー代理や、他店舗に出張を任されるようになった秘密とは?!
メルボルンの個人バリスタスクール講師、MiDORIです。
私がなつきくんに初めて会った時の印象は、芯がある子で強い情熱を持ってるなぁという感じでした。
年の割にはしっかりしてて、学ぶことに対して、前のめりの印象。
初心者で「2日間集中バリスタコース」を受講し、今では、マネージャー代理や、他店舗に出張を任されたりと大活躍!
全くの初心者で、英語もネイティブでない彼が、どうやって半年ちょっとでそんな経験をするまでに至ったのか?
そんななつきくんが大活躍するまでの秘話をここで大公開します。
1. 自己紹介をお願いします。
日本で大学を卒業後、2019年11月にオーストラリアに入国しました。
理由は英語を学ぶことで、さらにその理由は日本で活動していたバンドでの英詞をより自然なものにすることでした。
数ヶ月遅れてそのメンバーもオーストラリアに来て、一緒に住んで海外でのバンド活動も行う準備をしていました。それが昨年の3月頃でした。
直後のロックダウンを受けて仲間と日本へ帰国することを考えましたが、音楽活動ができなくても英語が伸びるなら残る意味はあるんじゃないかと思い、僕だけがオーストラリアに残ることになりました。
そこからの生活は、
振り返ると辛いことの方が先によぎってしまいますが、それでもファーム仲間とスケボーをしたり、デジタルアートにハマったり、写真を撮りに出かけたり、オンラインで仲間と曲を作ったり、趣味に時間を費やせたいい時間だったのかもなとも思います。
そんなこんなで、
アスパラガスのピッキングとミートファクトリーでの羊の毛皮処理を終えてロックダウン後のメルボルンに2020年11月、オーストラリア2年目とともに帰ってきました。
最近の生活は、平日は夕方まで仕事をして、その後ジム、帰ってご飯を食べたらジントニックを飲みながらバイト先の友達とオンラインゲーム。
週末は仕事が休みなので友達と飲みに行ったり、ただただCBDを徘徊したりしてます。
Q2. メルボルンを選んだ理由は何ですか?
音楽が盛んな街だということを聞いたからです。
割と勢いで渡豪を決めたので、オーストラリアのことを何も知らないまま上陸しました。
オーストラリア最初の4ヶ月はシドニーで過ごして、どうやらメルボルンが音楽をやるには良さそうだと聞いて、仲間と一緒に引っ越してきました。
Q3. 色んな学校がある中、South of Japan Coffee Classでバリスタの技術を取得しようと決めたきっかけは何ですか?
オーストラリアに来ることを決めた時もそうでしたが、やりたいと思ったら今すぐにでもやりたいので、速攻バリスタになれる方法を調べた結果、
SOJの最短でバリスタになれる、「2日間集中バリスタコース」を選びました。
当時のシェアメイトが卒業生の友達で、「いいらしいよ」って情報が聞けたのも大きかったです。
Q4. 今までにコーヒーの経験はありましたか?
全くなかったです。
メルボルンに来る前はコーヒー自体あまり興味なくて、周りがコーヒー飲んでても1人だけ紅茶飲んでました。
Q5. バリスタになるまでの経緯。
今ではすっかりコーヒーなしでは生きられない身体になってしまいましたが、バリスタになりたいと決めた当時の優先順位は、
”英語をもっと喋れる環境を作りたい”
というのと
”感性を豊かにしたい”
ことでした。
メルボルンに来て数週間でロックダウンになって以来、友達を作る暇もなくずっと家に引きこもったり、ビザ延長のためにファームに行ってほとんどが日本人の中で毎晩飲み明かしたり、今となってはそれもいい思い出ですが、英語力も自己肯定感も右肩下がりでした。
メルボルンへ戻った時に、英語を毎日話さざるを得ない新しい環境作りを考えた時に、カフェで陽気に話しかけてくるバリスタを見て、「これやん!」って思いました。
音楽をする上でも、ひたすら曲を聴いて演奏するだけではつまらないと思っていて、下手でも絵を描いてみたり写真を撮ってみたり、いろんな”感性”に触れることがモットーなので、そういう意味でも味覚や嗅覚に触れるコーヒーの仕事は最適でした。
Q6. コーヒークラスを受けた感想は?
受講していた頃はとりあえず全てに興味津々で楽しかったし、タイミングも味方して1週間くらいでトライアルに受かったので、「やっぱ習って良かったな!」くらいに思ってました。
けどどちらかというと卒業した後に受けて良かったと実感する事の方が多かったです。
今のカフェで「コーヒークラス受講しました!」と言って、トライアルに来る子達のほとんどが知識はなく、”コーヒーがただ作れる”だけっていうのが多いからです。
その度に自分は、
”バリスタ”として”カフェで働く”
ための基礎を教えてもらってたんだなって思います。
Q7. 今働いている職場はどんなところですか?
Altona northのショッピングセンターの中央入り口にあるカフェ&レストランで、平日バリスタ、週末はバーテンダーもやっています。
開店時からバリスタとして全て任せてもらっているので、コーヒーを作るところからマシンの清掃や細かいところまで、コースで習ったことがそのまま役立ってます。
初心者だった自分がいきなりカフェのヘッドバリスタ的な位置になったのでYouTubeや Facebookのグループなどで美味しくコーヒーを淹れるための知識も日々学ぶようにしていました。
同僚とは他のどのカフェにも負けないくらいいいチームワークが築けていて、お客さんとも毎日楽しく会話をして、この上ない環境にいると思っています。
最近は新店舗のヘルプでBallaratに出張に行ったり、マネージャー代理を任されたりととても貴重な経験をさせてもらってます!
Q8. バリスタの経験から学んで今に繋がっている事を教えて下さい。
振り返るほどの経験もまだ積んでないと思いますけど、バリスタになってからの生活は今も尚毎日がトライアンドエラー(挑戦と失敗)の連続だなと思います。
コーヒーが美味しく淹れられなかった、ラテアートが思うようにできない、お客さんが何か質問してるけど英語が聞き取れない。
その度に落ち込んでは、何がダメだったか考えて、改善していって。
オーストラリアに来てひたすら遊んでいた時期や、ただお金やビザのために働いていた時期には決してなかった、自分を成長させてくれる貴重な経験を今、正にしているなという感じです。
Q9. バリスタになりたい皆さんにアドバイスをお願いします!
知識とか技術とかはみどりさんが叩き込んでくれると思うんで、バリスタになりたいっていう気持ちだけあれば迷う理由も不安な要素もひとつもないと思います!
なつきくんが受講した「2日間集中バリスタコース」はこちら!
過去のバリスタ体験談はこちら!
Cafe: Pour & Sip
Address: Altona Gate Shopping Center, G025/124 Millers Rd, Altona North VIC 3025
Barista: Natsuki Iwade
MiDORIの呟き
初心者でも経験があっても、一番大事なのは、どれだけバリスタになりたいという意思があるかが大事!
なつきくんのように結局現場で活躍する人は、その信念と、情熱をどれだけ持っているか、そこが結果に繋がると思います。
そんな熱い想いを持った人たちを全力で応援しています。
開店作業から、コーヒーの作り方、マシンの清掃や細かい部分まで、コースでしっかり叩き込みます!
熱意があるあなたとのご縁を楽しみにしています!