【バリスタ体験談37】メルボルンで1番忙しいカフェでバリスタとして働く!
トロントで既にバリスタ経験があったゆりさん。メルボルンでカナダとは違う全く新しいコーヒー文化に出会い、South of Japan Coffee Classで学びを深めます。
メルボルンでトップクラスに忙しく、総合的にクオリティが高いと知られているカフェで修行を積んだことが自信に。今もお客さんとの繋がり、人との出会いを大事にしながら、常にレベルアップし働いています。ゆりさんの働く姿勢は、これからバリスタとして働くみなさんにとって学びになるはずです。
Q1. 自己紹介

初めまして、ゆりと申します。オーストラリアには5年ほど住んでいます。
メルボルンに来る前にはフランス、カナダでのワーホリを経験。バリスタの仕事はトロントで始めます。
日本にいる時はフリーターで色んなジャンルの仕事を掛け持ちで働いていました。将来、自分のカフェを持てたら良いなぁと思っています。
コーヒーの仕事に興味はありましたが、ブラックコーヒーは飲めませんでした笑。メルボルンに来てから、スペシャリティコーヒーの事を知りました。そして、色んなコーヒーを飲んでいるうちにブラックコーヒーも飲めるようになりました^_^

日本にいる時からライブハウスに行く事が好き。海外でもお気に入りのローカルバンドをよく観に行っています。それが英語を頑張るモチベーションです。
彼らが何て言っているのか理解したい、話しをするチャンスがあったら何て言おうかとずっと考えていました。偶然街中で会った時に話しかけれた時は、どんなに嬉しかったことか!!
Music が昔からの原動力の一つです。
あとは、絵を描いたり、刺繍をしたり、何かを作る事も好き。現在、グラフィックデザインの学校に通っていて、来年から動画編集やアニメーションの勉強もする予定です。
Q2. バリスタレッスン前のコーヒー経験は?

カナダのカフェではエスプレッソドリンクとバッチブリューを提供していました。
レッスン時には何とかコーヒーを作る事はできました。しかし、ラテ、フラットホワイト、カプチーノの違いは知りませんでした。フロスの量を調節するっていう概念がそのカフェには無かったのです笑。
カナダはラテアートのレベルも高くはないので、ベーシックなチューリップを描けたら上級者。メルボルンはメニューの種類がとても多いので知識ゼロの状態からだと慣れるまで大変でした。
Q3. 今の職場で活躍するまでの経緯

Patriciaの前にTop paddockというRichmondのカフェで働いていました。
200席程あり、かなり忙しい場所。そして、オーダーを捌くスキル、繁忙時にもコーヒーのクオリティを保つスキル、チームでコミニケーションを取りながら働く事。
沢山学ばせて貰えて、なんとなく抱いていた一人前のスキルが全て揃ったなって思ったんです。

どこのカフェに行っても働ける自信がつきました。そのあと、今の自分に圧倒的に足りないもの、もっと伸ばすべきものは英語力。将来何をするにしても英語力は自分に不可欠だなと思いました。
その為に、コーヒーの仕事から離れてリテールショップで働くのが良いのでは?と、考えたりもしていました。ちょうどその時期Patriciaへ良くコーヒーを飲みに行っており、バリスタを募集している事を知りました。もしここで働けたらコーヒーの仕事をしながら更に英語力を伸ばせるのでは!?と思いアプライしました。
Q4. 今働いているお店の特徴や、働く上での想い

Patriciaはシティにある小さなコーヒースタンド。ちょっと分かりにくい場所にありますが、いつも沢山の人で溢れてます。メルボルンでトップクラスに忙しい場所です。
そんな中でもお客さんとのコミュニケーションを大切にしています。接客1番、Only good vibes!
どのポジションにいても接客が疎かにならないように、少ないメニュー、シンプルなシステムにデザインされています。お客さんの目を見て、コーヒー作りながらでも話ができる、めっちゃ楽しいお店です。(わたしはまだまだ余裕がありませんが、、)

お店は12年ほど続いてます。何年もの間毎日通ってくれているレギュラーさん、数年ぶりに戻ってきてくれるお客さん。海外から口コミを聞いて来てくれるお客さん。あったかい人達で溢れています。
オープン当初から変わらないスタイルで、美味しいコーヒー、良いカスタマーサービスを提供し続けています。オーナー達の人柄が滲みでているお店です。
昔からコツコツと積み上げてきたモノが巡り巡って繋がっているのを肌で感じて、素敵な場所だなぁ。と毎日思っています。
Q5. 自分の目標、可能性やチャンスを掴むためにできること

とにかく目の前の事を全力でやってたかな?と思います。
正直、当初は8ヶ月で帰国予定。メルボルンでのプランや明確な目標はありませんでした。
自分のレベルアップを続けて、今より忙しいお店で働きたいっていう気持ちを持ち続けた結果が今です。メルボルンでしか出来ない経験の一つは忙しさだと思うので。

バリスタはスキルと経験があればあるほど、仕事探しが簡単になるし、余裕も出てきてどんどん楽しくなっていきました。
英語も同じですね。後は知り合いを沢山作った方が沢山情報が入ってきます。
美味しいコーヒー、イベント、新しい仕事、引っ越し先、口コミで見つかる事が多かったです。人と人との繋がりを大切にする人が多いので、意外な機会がふと転がってくるかもしれません。
Q6. ゆりちゃんから見たみどりの印象
エネルギッシュで笑顔で、いつも人と一緒にいるイメージです!あと、5年前に出会った時から見た目が全く変わっていない!歳をとっていない気がします!笑
Q7. オススメのローカルバンドは?
1: King Gizzard & The Lizard Wizard
2010年から活動を始め既に24枚もアルバムを出している。ポップからサイケデリック、スラッシュメタルまで、さまざまなジャンルの音楽を作っているモンスターバンド。フジロックにも出演している。
2: Dr Sure’s unusual practice
ニューウェーブパンク。グルーヴの塊。ヴォーカルのDougalがタトゥーアーティストで、バンドのビジュアルデザインも素敵。
3: The Murlocs
ブルースロック。King Gizzardのメンバーが2人参加しているバンド。Ambyの歌声、是非生で聞いてほしい。
Q8. メルボルンでのコーヒー業界の経験から学んだ事

これは他の業界にも言える事だと思うんですが、お互いをとてもリスペクトしていて道徳があると感じます。ルールに従うんじゃなくて、自分の中の正義を持っている感じ。メルボルンのお客さんはホスピタリティーの人たちに対してとても寛容です。
すっごくフレンドリーで、コーヒーを飲みに行くというより、仲の良いバリスタと喋りに行くのが目的の人も。だから働いている人達も楽しそうな人が多いです。

これは日本が見習わないと行けない部分だと思います。(お給料問題とかあるので、難しいですが。)
働きすぎない、休みを大切にする、健康に気をつける。心に余裕があるから相手の目を見て挨拶して、how’s your day so far?って知らない人ともコミュニケーションも楽しめる。すると、またポジティブな気持ちになれる。
コーヒーについても沢山学びましたが、1番大きな学びはそういう生活スタイルかもしれません。
Q9. これからの目標
フリーランスで生計を立てて行きたいです。それが、メルボルン、違う国、はたまた日本なのかわかりません。ですが、今自分が持っている、英語、コーヒー、デザインスキルを活かして仕事をして行きたいと思っています。
Q10. バリスタになりたい方にアドバイス

コーヒーは楽しいですよ!それに一括りにバリスタと言っても色んなスタイルや仕事があります。
お客さんとの距離が近いコーヒースタンド、コーヒーオーダーを捌きまくって経験値をあげれるカフェ。毎日のレシピを丁寧に作るカフェ、オールラウンダーで何にでもトライできるお店。
自分にあったスタイルがあると思います。コーヒー業界に入ると、沢山の人が一杯のコーヒーに関わってることを知ることができます。
コーヒーの木からお客さんのテーブルに届くまで、長い道のりを経て辿り着いているんです。今もコーヒーは進化し続けていて奥深いので、ハマってしまったら終わりはないかもしれませんね!
ゆり
Cafe: Patricia Coffee Brewers
Adress: Rear of, 493-495 Little Bourke St, Melbourne VIC 3000
Barista:Yuri
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